あけましておめでとうございます。Garoです。昨年の振り返りと、今年の目標をまとめようかなぁと、お正月にのんびり考えていたのですが、昨年読んだ洋書の語数が100万語を超えていることに今更気づいてしまいました。やり直し英語が初心者の息を出ていない自分ですが、これから洋書を読んでみようかなという方に少しでもお役に立てたらと、自分の経験をまとめてみました。
1.100万語を超えると何か変わるのか?
強いて挙げるとすれば以下のようなことです。
- 読むのが苦ではなくなった(むしろ楽しい)
- 文章を読んで「頭の中で画像化する」処理が速くなってきた
- 知らない単語にであってもへこたれない
- そして少しづつ語彙は増えている
読むスピードは少しづつ、そして確実に速くなります。読み始めは、1時間で10ページも行かないレベルでしたが、今では、15〜20ページは読めるようになっています。
2.どうやって読んでるの?
実は、平日の夜は、英語学習は洋書読みしかしていません。それも、1〜1.5時間くらいです。仕事から帰って、疲れた頭で「勉強する」のは効率が悪いので、楽しみがてら、洋書を読んでいます。
帰宅して、入浴して、さっぱりした頭で、家族との夕食が始まるまでの時間を読書にあてています。やり直し英語を初めて数年、この時間帯にゴリゴリ勉強時間をあてていましたが、辛いだけでした。洋書読みに変えて、ルーティーンがぴったりハマった感じがしています。
洋書読みに好きなだけ時間を使う、ということはしていません。毎日読むということを大事にしています。
今は、辞書で引くのを我慢して読んでます。辞書で引かなければ全く読めないという本を手にしていたとすれば、それは「今読むべき」本ではないのかもしれません。今は、ハリー・ポッターを読み進めていますが、知らない単語も多く、苦労しているものの、物語を楽しむことはできています。
3.昨年読んだ洋書たち
(1) WINGS of FIRE Boxset(全5巻)
・5巻合計で34万語
・ATOS 5〜5.5(アメリカの5年生5ヶ月レベルらしいです)
この本は、よく行く書店のKIDSコーナーに並んでいました。剣と魔法とか、ドラゴンとか、嫌いではないので、「こういうの読めたら楽しいだろうなぁ」と興味を持ったのがきっかけでした。
KINDLEでも売っているので、1巻を「ポチっ」としたものの、全く読む気が起きず、いつものように放置してしまいました。
その後、何かの表紙でネットでBoxset(5巻)が売ってあるのを見つけてしまい、急に物欲が湧きました。日本語のレビューが少なくて不安ではありましたが、海外のレビューでは、「小学生の孫に買ってやったら喜んで読んでる。」などと投稿されており、『そんなに難しい本ではないはずだ。』と勢いで買ってしまいました。
しかし、読み始めて、すぐに後悔しました。そもそも、1巻のお題である「prophecy」という単語の意味からわからない、、、(汗)。最初に物語の世界のマップやドラゴン族の簡単な説明が書かれているのですが、それすら理解できない、、、(汗)。
1巻だけなら、ここで挫折したかもしれません。そっと本棚に戻せば、家族も気づきませんし。でも、買ったのは5巻セットなのです。挫折したら、家族に対してかっこ悪すぎると思い、頑張って読み進めることとしました。
最初は、知らない単語に出会うたび、辞書を引き、単語をPCで記録していました。全く進まないし、一回、一回、物語から離脱するので、物語の世界に入っていけませんでした。多分、この本は、当時の自分にとってレベルの高いものだったんだろうと思います。手を出してはいけない本だったのでしょうが、この本をどうにか読み終えたことが次につながったのだと思います。
辞書を引いたり、引かなかったり、読み方を試行錯誤していくうちに、なんとなく、読み方が安定してきました。『辞書は頑張って引かない』読み方が少しづつできるようになりました。単語の意味がわからなくても、シーンを何となく思い浮かべれたらOK!というレベルで妥協することにも慣れました。
でも、これって読めてることになるんですか?
ここが、一番の問題点です。今でも、自分で結論は出ていないのですが、洋書を物語として楽しめたら、それでいいような気がします。
肝心の物語は、子供向けに書かれていることもあって、起承転結がわかりやすいし、展開が目まぐるしく、「ほう、そう来るか。」と何度も思わされたので、大人でも十分楽しめると思います。
(2)Percy Jackson Boxset(5巻)
・5巻合計で40万語
・ATOS 4.1〜4.7(アメリカの4年生7ヶ月レベルらしいです)
また、BOXセットです。
実は、先の「WINGS of FIRE」には、もう1セット(6巻〜10巻)があって、そっちを買おうとしていたのですが、一時期、アマゾンでは在庫切れになっていました。この頃には、よく洋書を検索していたので、オススメ表示で出てくるのがこのシリーズだったのです。5巻セットで価格も安かったので、そう期待もせずに買ってみました。
先の「WINGS of FIRE」で学んだことが一つありました。『画像などがあると、読書が大いに捗る。』
Percy Jackson シリーズは、ギリシャ物語と非常に関係があります。ギリシャ神話に詳しい方は、大いに楽しめると思います。自分は、ほとんど予備知識がなく、wikipediaに随分助けられました。また、ネットで色々調べているうちに『FANDOM』というサイトに辿り着き、新しいキャラクターが出てくるたびに、そこでイメージを確認しました。画像一つで、頭の中の物語のシーンが活き活きとしてくるのです。
最初に読んだBOXセットがドラゴンの世界で、慣れるまでにチンプンカンプンだったことと比べると、Percy Jackson は現代アメリカが舞台のため、数多くの情景描写や出てくるモノ(食べ物など)がリアルなアメリカを反映しています。
口語表現も随所に出てきて、よくメモっていました(メモるだけでは何の意味もないことが最近わかってきました)。
辞書をなるべく引かずに読みましたが、どうしても意味が知りたい!と思う単語は辞書を引いていましたし、そういう単語は意味を覚えられました。現在、究極の英単語「3」に取り組んでいますが、percy Jackson で先に覚えた単語もあります。
肝心の物語ですが、物語が進むに連れテンポが上がってきて、期待以上の面白さでした。映画では、あまり評価が高くなかったようですが、物語は十分面白いです。
(3)Harry Potter(7巻セットのうち3巻読了)
・3巻合計で27万語
・ATOS 5.5〜6.7(アメリカの6年生7ヶ月レベルらしいです)
自分の中では、『いつかはハリー。』みたいなのがあって、今年の誕生日に奥様におねだりして買ってもらった宝物です。そして、今、この本を読み進めていることに幸せを感じています。
単語は難しいです。
例えば、3巻では、有名な守護霊のシーンがあります。ハリーの守護霊は「stag(雄ジカ)」ですが、このstagという単語は、究極の英単語「4」の11,546番目(レベル12)でやっと出てきます。こういう単語を知らないからと言って、物語が楽しめないかといえば、全然楽しめます。
但し、自分の場合、映画を何度も見ているので、映像の記憶が物語の進行を助けてくれている部分も大きいと思います。決して読めている訳ではないのだと、自分を戒めつ、読み進めています。
4.おわりに
多読は本当はもっと簡単な本から始める方が良いのだと思います。でも、自分が面白くないという本を長時間掛けて読むのは苦痛でしかありません。
オススメは、自分の興味がある分野で、映像とか画像がある本を読むこと。
映画化された本とかを映画を先に見て、読むのは良いかもしれません。自分は、次に読むなら「The Hunger Game」かなと思ってます。映画も面白かったので。その前に、ハリーを完走しなければ。
そして、多分、次の何かを読む前に、このBoxset達をもう一度、読み返すと思います。