ペットショップの店員さんから、サンゴ飼育について色々教えてもらいました、自分の水槽の今の状態の水質試験結果と併せてまとめてみました。
サンゴを買いに出かけたのはよいが、、、
買って帰らず正解でした
実は、意気揚々とサンゴを買いにいったのです。遡ること1週間前、ネットでサンゴを発注しようとしたのですが、私は九州在住ということもあり、本州のアクアショップから生き物を取り寄せると、送料がバカ高いことがわかりました。
泣く泣く、少々高いがいつものアクアショップで買おうと家族も説得し出かけたのでした。
ショップで店員さんに『サンゴについて教えて下さい。』とお願いすると、開口一番、『硝酸塩の数値はどのくらいですか?』と聞かれました。以下は、その後のやり取りです。
アクアショップの店員さんとの会話その1
- 私『検査してませんが、立ち上がったばかりで水はピカピカです。問題ないと思います。』
- 店員さん『水がピカピカであることと、硝酸塩は関係ありませんよ。プロテインスキマーはつけてますか?』
- 私『付けていますよ。あまり汚れも上がってこないから、ウチの水槽の水はきれいだと思っているのですが、、、。』
- 店員さん『魚を入れてしばらく経つのに、プロテインスキマーが汚れていない方がむしろ不自然ですよ。ちょっと点検したほうがいいですよ。』
無知な管理人のうなだれる姿を見て、店員さんが優しく教えてくれました。
アクアショップの店員さんとの会話その2
- 店員さん『うちもサンゴ水槽が2つあって、2日に一度は水質検査をしています。水質にシビアなサンゴが入っている水槽の硝酸塩の値はほぼゼロです。』
- 店員さん『プロテインスキマーだって、こんなに大きなものを使っているんですよ。』
確かに、そこには、有名な『ミドリイシ』が入っていました。
- 私『サンゴを飼うのは無理ですかね、、、。」
- 店員さん『無理ではありませんが、硝酸塩値を10ppmくらい、あとは温度をキープできないと難しいと思いますよ。』
- 私『硝酸塩の値を検査して、出直してきます、、、。』
- 店員さん『硝酸塩を下げる薬もありますから、心配しないで。』
我が家の水槽の水質試験
サンゴを入れられるレベルではありませんでした
使った試験キット
水がピカピカでしたので、試験する必要もないだろうと、勝手に思い込んでいました。我が家には、水槽の立ち上げの際に購入した水質検査キットがあります。『Red Sea アクアマリン マルチテストキット』です。これで、水の状態を確認しました。少々お値段は張りますが、この試験キットはオールインワンで3つ同時に測定できるというのがミソです。ペーパー式の簡易なものも売っていますが、精度が期待できないと、いろんなところに書いてあります。
試験結果その1 Ph
- 試験結果の数値は8.2
- 適正値は8.2〜8.4と言われていますので、適正水準です
試験結果その2 アンモニア
- ほぼゼロ(適正値)
- 写真では緑が強く見えますが、実際はとてもうっすらです
- アンモニアの分解はしっかりできているようです
試験結果その3 硝酸塩
- 10ppm〜20ppm(20ppmに近いくらい)
- これでは、サンゴどころではありません
- 魚は50ppmくらいまでは我慢できるそうなので、サンゴを飼うことの難しさを改めて思い知りました。
正直なところ、びっくりしました。こんな数値がでるとは想像していませんでしたので。この後、水槽にカクレクマノミ1匹とプテラポゴンカウデルニー2匹を投入したことから、当分、水質は悪化方向に向かうと思います。
薬には頼りたくありませんが、水槽立ち上げの際に使ったバクテリア剤が残っていたので投入しました。『BICOMのスターターキット』です。
ちなみに、アクアショップの店員さんが紹介してくれた『RedSeaの硝酸塩減少剤』でした。水槽の横にもあったので、ミドリイシのいる水槽に使っているのでしょう。
この試験結果を見て、魚メインの水槽にサンゴを入れることの難しさを改めて思い知っています。
まずは、魚さんたちが快適に過ごせる水質安定を目指しつつ、硝酸塩の値を下げていく方法を研究しようと思います。プロテインスキマーが効いていないのでは?と店員さんに指摘されたのも気になっていますので、そこも調査してみようと思います。
目指せ、箱庭アクアリウム!!