こんにちは、Garoです。やり直し英語学習を初めて3年目に突入しています。「使える英語」を目指して試行錯誤の日々を送っているのですが、最近は、英文解釈にどっぷりハマっています。「英文解釈教室」も2周目を終え、今後の自分の英語学習の方向性について考えてみました。取り組みたいことと、自分の持ち時間がバランスせず、悩ましいところです。
考えたきっかけは?
その前に私の現在の学習状況です
自分のレベルに合わないのでは?と何度も不安に思いながら読み進めてきましたが、無事に2周でき、その不安はなくなりました。正編だけで2周するのに使った時間は100時間を超えており、これからも読み続けることを考えると、「このシリーズ本にどれだけ時間を捧げるの?」という感じです。
英文解釈教室の1周目が完了したのを契機に、通勤時間の活用を考え直し、最近は、オーディオブックを聴いて脳内シャドーイングをしています。乗り物を降りて歩いている時は、ブツブツ呟きもします。とても簡単なストーリーを聴いており、英文解釈教室との文章難易度のギャップは相当大きなものがありますが、90%は聞き取れても100%とはいきません。
今聴いているオーディオブックは、『英語耳』の著者である松澤喜好氏が監修したものです。著者の薦めるPrrot’s Lowを本気でやってみたいと思って取り組んでいます。
Parrot’s Lowとは、数分の文章を100回繰り返す(聴く・音読)という学習方法です。野球の素振りのようにメンタルを試される修行です。2分ちょっとのストーリーを100回繰り返すだけでも、累計で4時間くらいは掛かります
普通に考えて、時間の無い社会人のすることではないような気もします。始めたばかりのことなので、どう転ぶかわかりません。一定期間続けられたら、効果について書いてみたいと考えています。
気持ちが揺れたきっかけは突然の発熱でした
英文解釈教室にしても、オーディオブックにしても、これと決めたものをやり切ってみようと本気で思っていました。発熱までは、、、。
きっかけは、つい先日の発熱でした。突然、40℃の高熱で寝込んでしまい、回復するのに数日を要しました。高熱が下がってくると、布団の中では読書以外にすることがなく、頭に負荷のかからなさそうな自分の積ん読書に手をつけていきました。
この時に英語関連で読んだものは、以下の4冊です。
- MAGIC TREE HOUSE #7
- MAGIC TREE HOUSE #8
- 毎日の英速読
- やっておきたい英語長文300
①と②の「MAGIC TREE HOUSE」は素面で読んだことがなかったのですが、まさに多読にはぴったりで、多少言葉の意味がわからなくても、全体のストーリーを外すことはありません。ただ、子供向けの本であるため、何時間も夢中になるのは無理でした。
③の「毎日の英速読」は、読む力をつけたいと思った時に、初めて買った本です。数ヶ月前は、この本ですらスラスラと読めず、放り出していたのです。改めて読んでみるとスラッシュ訳が良くできていて、1周に3時間も掛かりませんでした。音声も自分好みで、Word数もちょうど良く、オーディオブックに取り掛かっていなければ、こちらをParrot’s Lowの題材にしたいくらいです。この本を周回して速く読む感覚を身に付けるのもアリだと思いました。
④の「やっておきたい英語長文300」も衝動買して放り出していた本です。このレベルの文章すら当時は簡単に手が出せなかったのですから、英文解釈に特化して学習を進めた結果はそれなりにあったと思うことができました。普通に読めることが嬉しくて、一気に読み進めました。
買った当時は簡単に取り組めなかった本をスラスラと読むことができ、「これが多読の面白さなのか」と調子にのりました。「今なら、ニュースもいけるのでは?」と
そこで胸を踊らせて、Japan Timesをスマホで開いてみました。
自分の英語力を過信してはいけませんね、、、。途中で断念しました。ニュース英語は、自分にはまだまだ遠い彼方の世界に思えます。毎日英語の記事を読んでいらっしゃる方は凄いなーと改めて尊敬します。
改めて方向性を考えてみた
現状(読む力)を自己分析
今の英文解釈教室に特化した学習は、確実に「読む力」を養ってくれています。一種の高地トレーニングのようなもので、この本より易しい本、例えば、大学入試用の長文問題集(難度・普通レベル)はスラスラ読めます。
しかし、MAGIC TREE HOUSEのような子供向け洋書(小学生向け)でも、知らない単語はボロボロ出てきますし、もう少し年長向けのペーパーバックになると、知らない単語が多すぎて読み続けることができません。
ましてや、ニュースになると、知らない単語だらけです。
英文解釈教室は英文解釈の武器を与えてくれましたし、私の読解力を飛躍的に向上させてくれましたが、それでも現在地はこの程度です。
つまり、英文解釈教室の周回はゴールではないのです。
たぶん、最優先すべきは語彙力の強化
英文解釈教室に取り組んだ結果、文章を読むための最低限の文法・構文は身についているはずです。病床で長文がスラスラ読めたのも、自分の語彙力の範囲の文章だったからだと思います。ここから更に読む力を上げていこうとすると、語彙力の強化が欠かせないと考えています。
語彙力を伸ばすには、多読か単語帳か
単語帳は嫌いです。というか、辛いです。頭に負荷を掛けてゴリゴリ覚えていくのがこの歳になると辛い(笑)学習が嫌いになりそうで、、、。
多読が理想なのですが、時間が掛かるうえに、自分の持ち時間は既に英文解釈教室とParrot’s Lowで占領されています。特に、英文解釈教室はせっかくですのであと数周は回して、しっかりモノにしたいと考えています。
今後の学習の柱とする候補
英語学習のモチベーションを保つため、定期的に英語本を買っています(笑)
TOEIC以降は「使える英語を目指し」迷走が続いているため、活用できていない積ん読本が結構あります。今の手持ちの教材から、今後の学習の柱をどれにしたら良いのか悩んでいるところです。
候補1 パス単準1級
辛いという気持ちを捨てて、一気に語彙力を上げようとすれば単語帳なのでしょうか。この単語帳は途中まで取り組んだのですが、「英検を受けるつもりがないのに、こんな難しい単語覚えてどうするの?」と言い訳をして放り出してしまいました。
当時は目的もなく、ただ漠然と語彙力を増やすために取り組んでいたので、面白くなかったのかもしれません。
今ならやれるかも、、、。でも辛いな。
候補2 CNN ENGLISH EXPRESS
「英語でニュースを読む」ことが自分の学習目的の一つであるならば、その世界に飛び込んでしまうのもありかと、ここ数日思うようになりました。
ニュースに近い教材でボキャビルしていくのが自然に思えます。しかし、これも英文解釈教室と同じく、自分のレベルを超えているので、相当な覚悟と時間がいるのだろうと思います。そして、投げ出すリスクが高い(笑)
以前、英字新聞をギブアップしたことを思い出させます。
候補3 NHKラジオ講座 実践ビジネス英語
去年、頑張って一年聴き続けました。今年は聴いていませんが、録音は続けており、いつでも学習を開始できます。
この講座もレベルが高く、音読に時間を取られます。どうしても、力がヒアリングの方向に向かいがちで、「この講座を突き詰めていくと、どこに行き着くのだろう?」ということが今の私には見えません。
おそらく、「自分の意見を英語で述べる」系の力につながっていくのではないかと想像するのですが、今の自分にはレベルの高すぎる領域です。
ボキャビルということだけを考えた場合、効率が悪いかもしれません。
候補4 基本英文700選
遠回りなのは百も承知です。
しかし、せっかく英文解釈教室に取り組んだのだから、伊藤シリーズの仕上げとして、基本英文700選をコンプリートしたいという野望があります。
英文解釈教室以上に遺物として語られる本書ですが、英文解釈教室に取り組んだからでしょうか、全く違和感がありません。
瞬間英作文も3冊ほど取り組んだ経験があり、無茶ではないと思うのですが、アウトプット系の修行になるため、今取り組んでいることと、少し毛色が違うことは間違いありません。
最後に
試験を目指さない英語学習は、自由度が高く、自分の好きなことを好きなだけ取り組める長所があります。反面、ペースメーカーもなく、客観的に効果を図ることもできないため、学習の方向性を見失いそうになります。
英語4技能のうち、どこに的をしぼって、どういう手段で伸ばしていくのかを考えつつ、その通りにいったら楽しいのでしょうね。
せっかく、「読む力」が少し積み上がってきているので、次に繋がる学習を選択したいと考えています。
今月の目標である英文解釈教室3周目が完了する頃までには結論を出したいので、それまで十分に検討を重ねていきます。