やりなおし英語学習を初めて3年目に突入したGaroです。手始めの1年目はTOEICを中心に勉強しました。振り返ってみると、取り組む教材を広げすぎなかったのが良かったと思うのですが、それでも紆余曲折、失敗もしました。そんな当時を振り返りたいと思います。
初心者が陥りがちな罠
英語学習の道のりは長いです。3年目に突入した現在、しみじみと思います。焦ってはいけません。長く続けることができれば、それなりの力が付くと信じてお互いに頑張りましょう。大事なことは、まず続けられる教材を手にすることです。いろんなサイトで調べて、『これだ』と意気込んで教材を買っても、難しくて続けられなかったら挫折感を味わうだけです。
プライドを捨て、『自分はこんなにレベルは低くない。』と思っても、易しいものから初められることをオススメします。1冊終わった!と満足感を覚えることが、次の学習へのモチベーションにつながるからです。私は、壁にぶつかる度に幾度となく教材のレベルを落として取り組んでいます。高いレベルの教材は、いつか取り組める日がくればいいのですから。
そしてTOEICに限って言えば、必勝法はあります。ある程度の点数までなら短期間で持っていけると思います。
私がやったこと
プライドを捨て、TOEICの通信講座の初級レベルを受講しました。半年講座でボキャビルやリスニング・文法・リーディングを学ぶという内容でした。結論から言うと、ボキャビル以外はほとんど役にたった印象がありません。初めの数ヶ月、時間を無駄にしました。
しかし、手始めに、薄い単語帳を1冊こなしたことは次につながりました。
もし、TOEICが500点レベルに達していなければ、まず、薄くて簡単な単語帳から手をつけることをオススメします。例えば、英検用の単語帳とか良いのではないでしょうか。私の子供達は英検に取り組んでいますが、コンパクトで良さげです。
でも、いきなり英検2級とか買っちゃダメですよ。子供が使っていた2級の単語帳を見ましたが、TOEICレベルとカブってきます。コレやるくらいならTOEICの単語帳をやったほうが遥かに効率的にです。単語力に自信が無かったら、3級または4級で自分に合っているレベルのものに取り組んではいかかでしょうか。『簡単すぎてつまんない。』それでいいんです。英語の勉強を初めたばかりの時期に、1ページ全部知らない単語帳に手を出すと心が折れます。
簡単な通信講座から学び直しをスタートしたものの、『TOEICを受験する力がついている気が全くしない。』と思い始め、ここからインターネットでTOEICの先輩方の勉強法を調べ始めました。
最初に購入した3冊
そんな私が、色々調べて、最初に購入したのが以下の3冊です。
- TOEIC L&R 出る単特急 金のフレーズ
- TOEIC L&R 文法問題 でる1000問
- オドロキモモノキ英語発音
1と2はTOEICを受けるなら必ずやるべき教材です。3は発音の本です。意気込んでいきなり3冊買ったのは良いものの、本当に無謀でした。ここから半年ちょっと勉強してTOEICのスコアは800点を超えましたが、上記の教材の習得状況は以下のとおりです。
- 完璧に仕上げた
- 3周くらいしかできていない(7割くらいの仕上がりでしょうか)
- ほとんどやっていない
特に3はせっかく買ったのにもったいない、、、。
TOEIC L&R 出る単特急 金のフレーズ
TOEICの道を進めるかどうかは、この本に取り組めるかどうかにかかっているといっても過言ではありません。TOEICに特化した単語帳なので、TOEICだけを考えたら効率が良いです。
この本で英語学習の習慣づけに成功したら、TOEICで結果を出す道のりがうっすら見えてきます。
本の前書きに、『200語の英単語で自分のレベルを知りなさい』と紹介されていますので、そこから取り組むことをオススメします。私は200語のうち6割程度しか覚えていなくて、打ちひしがれたのを思い出します。
この本は、繰り返し、繰り返し、何度もやり込みました。覚えていない単語に付箋をたてて、覚えたら外し、忘れったらまた貼って、と繰り返していましたので、一時期、猛烈に付箋を消費していたことがあります。
短期間でTOEICで結果を出そうとすると、どっかで気合を入れて頑張らなければならない局面があります。そして、その局面はどこか苦しいです。しかし、一山越えるとやった感があり、確実にステップアップします。この本は、乗り越えなければならない本だと思います。
TOEIC L&R 文法問題 でる1000問
TOEICの文法問題はスポーツみたいで、そこがTOEICらしいところです。800点レベルですと、文法問題を落とさないことが重要です。また、文法問題のPART5をいかに短時間で切り抜け、読解問題に時間を残せるかが高得点獲得のポイントになります。
この本も鉄板の本ですが、短期間でやり込むにはボリュームが有りすぎます。私は、別の教材で文法問題をやり込み、公式問題集等に集中し、それでも足りない部分を補強するためにこの本を使いました。
私は現在、TOEIC用の勉強をしていませんが、総合的な力がついて、「またTOEICを受けようかな。」という気になれば、この本は完璧に仕上げるつもりで取り組むと思います。
しかし、この手の本をやりこめばやり込むほど、テクニックに流れていくというか、、、。自分の心がけ次第だと思うのですが、TOEIC力は上がるけど、英語力は上がっているのか?みたいな悩みに突き当たります。
私がTOEICをお休みしているのはそういうところです。
オドロキモモノキ英語発音
TOEICだけを考えたら優先順位が低いと判断し、本棚に留守番させて2年が経ちました。途中何度か手にとってみたものの、1周しなかったことを考えると、自分には合わなかったみたいです。
でもこの本が教えてくれる子音発音のコツは、とてもユニークで英語初級者ほど判り易いと思います。「見ただけ」「聴いただけ」で発音が身に付けば苦労はいらないですからね。
発音を練習すると、「子音の発音が上手くなればそれなりの英語に聞こえる」ことが理解できると思います。
まとめ
TOEICは、テクニックである程度の点数が取れるテストです。間違いない教材を完璧に仕上げれば必ず結果が出ます。しかし、間違いない教材が自分のレベルに合っていなければ、「理解する」ことができないため、続かず、挫折してしまうのだと思います。
単語はどうしようもありません。ガリガリ覚えるしかありません。文法は「理解する」ことが必要です。理解しないと応用が効きません。ここでもプライドを捨てて、簡単な文法書を読むことをオススメします。昨年から始まった大西先生の『ラジオ英会話』は特にオススメなのですが、短期間でTOEICの結果を出したいという方には不向きかもしれません。
単語と文法である程度の下地ができると、音読により英語の理解が進み始めますので、後はどれだけ『聞く』『読む』量を増やすことに時間を使えるかだと思います。『聞く』『読む』を公式問題集を使ってトレーニングすると、TOEICに必要なヒアリング力や読解力は間違いなくつきます。私は最短距離で勉強できたとは言えませんが、アレコレ手をつけなかったことが幸いし、短時間で800点レベルには到達できました。
初めが肝心です。①何でもいいから1冊仕上げる(単語帳が取り組み易い)、②英語学習を習慣化する、この2つをうまくスタートできれば、方向性が見えてきます。1冊終わったら、次の1冊を仕上げる、と繰り返すうちに力はついてきます。